日本がん・生殖医療学会より「乳癌患者の妊娠・出産のためのタモキシフェン内服中断、
そして最終投与からの望ましい避妊期間についてのステートメント」発出のお知らせです。

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「タモキシフェン」は、閉経前乳癌に対するホルモン療法(術後内分泌療法)として、多くの乳がん患者さんが内服されている薬剤です。
近年、厚生労働省から発出されたガイダンスにもとづいてタモキシフェンの添付文書が改訂され、タモキシフェン最終投与からの望ましい避妊期間が従来の「3ヶ月」から「9ヶ月」に大幅に延長されました。

延長に関する医学的根拠を検討したところ、凍結保存した胚や卵子を用いて妊娠を試みる場合は避妊期間の延長が不要と考えられることから、本会「乳癌患者の妊娠・出産と生殖医療に関するガイドライン改訂委員会」から本ステートメントを発出することとなりました。

下記URLで本ステートメントをご確認いただき、将来の妊娠・出産を希望する乳がん患者さんやそのご家族、医療従事者にもご周知いただければ幸いに存じます。

https://www.j-sfp.org/wp-content/uploads/2024/10/6c9754a2067817dd5a97f42fcb5505ba.pdf