AMED 革新的がん医療実用化研究事業科学的根拠に基づくがんの支持・緩和医療の開発に関する研究(領域5-3)「食道癌術後患者を対象とした外来がんリハビリテーションプログラムの開発に関する研究」研究班主催の「市民公開講座 がんリハビリテーション最前線」開催のお知らせです。

*本件に関するお問い合わせはリンク先より主催運営事務局までお願いいたします。
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市民公開講座 がんリハビリテーション最前線~入院から在宅へ。いかにがんリハを拡げていけるか~

日時:2023年12月2日(土)13時30分~15時30分
形式:オンライン開催(参加費無料)
申込期間:2023年10月13日(金)~11月30日(木)
開催案内URL:https://jascc-cancer-reha.jp/news/info_20231202_symposium.html
主催:AMED革新的がん医療実用化研究事業科学的根拠に基づくがんの支持・緩和医療の開発に関する研究(領域5-3)
「食道癌術後患者を対象とした外来がんリハビリテーションプログラムの開発に関する研究」研究班

がんは一生のうちに約半数の国民が罹患する日常的な病気です。様々ながんに対する治療法が開発されてきた一方で、手術等のがん治療に伴う生活機能の障害や苦痛症状への対策は十分とはいえません。
近年、それらの障害や症状に対するリハビリテーションの有効性が臨床研究により明らかになってきました。しかしながら、がん患者へのリハビリテーションは、入院中は保険の適応となりますが、退院後の外来では保険が適応されず、リハビリテーション継続の大きな障害となっています。その原因は以下にあると考えています。

1)リハビリテーションプログラムが確立していないこと
2)リハビリテーションの効果に関するエビデンスの不足
3)リハビリテーションの必要性の認識不足

これを解決するためには、質の高い臨床研究を行い、外来がんリハビリテーションの効果を検証するとともに、外来がんリハビリテーションプログラムを開発し、全国へ普及・啓発をしていくことが必要です。AMED 革新的がん医療実用化研究事業では、複数の研究プロジェクトが実施されており、その成果が期待されています。

この公開講座では、がんリハビリテーションに関連する多施設共同研究を実施されている研究者の方々の講演、がん体験者の発言を通じて、がんリハビリテーションを入院から在宅(外来・地域)へいかに拡げてゆくべきかを検討する場として、この講演会を企画しました。
どなたでもご参加いただけますので、ぜひお気軽にご参加ください。

研究開発代表者
慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室 辻 哲也