会長あいさつ
第2回日本がんサポーティブケア学会学術集会
会長 佐伯俊昭
(埼玉医科大学国際医療センター乳腺腫瘍科)
「がん患者の心と体を支える力を養う」
第2回日本がんサポーティブケア学会学術集会の会長として運営の責任者をしております佐伯俊昭と申します。私は30年以上がん医療に従事し、消化器外科医、消化器内視鏡、乳腺外科、腫瘍内科と多くの診療を経験しました。さらに、病理医と基礎研究者としてのキャリアもあり、がん医療を多角的に診てまいりました。これらの経験から学んだことは、がん患者さんには多くのニーズがあり、医師として多くの専門的知識も大切であるが、結局は医師、看護師、薬剤師、理学療法士、MSWなどで構成されるチーム力こそが、それぞれ質の異なる患者のニーズに答えることが出来るということです。テーマである「がん患者の心と体を支える力を養う」とは、これらのチームとしての力をたかめ、そして集結することでもあります。会期は平成29年10月27(金)〜28日(土)の2日間とし、埼玉県さいたま市大宮区のソニックホールと隣接するソニックシティで開催します。プログラムは、シンポシウム・ワークショップをメインに教育企画委員会に企画をお願いしております。また、第1回と同様に部会を中心としたテーマごとの集会を企画させていただきました。支持医療の必要な17部会のテーマに沿った企画を楽しみにしております。また、MASCCのメンバーを中心とした海外演者による招聘講演、さらに、Advanced Care Planを2日目の午後に開催予定です。学会終了後には、鉄道博物館、日本盆栽美術館などの近隣の観光スポットもありますので、多くの方々のご参加をお待ちしております。
2016年11月