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国際がんサポーティブケア学会(MASCC)のCINV2016ガイドラインの改訂ポイント

MASCCのホームページ(http://www.mascc.org/)からガイドラインをダウンロードし、スライドをみながら読んでいただくとわかりやすいと思います。日本語も英語もスライド番号は一緒です。

    1. 高度催吐性リスク抗がん薬 スライド11〜12、18〜21
      ACとAC療法以外(大半がシスプラチン併用療法)に分ける。
      • 急性期CINV予防:化学療法1日目
        ACとAC療法以外とも、制吐薬3剤(5HT3受容体拮抗薬、デキサメタゾン、NK1 受容体拮抗薬:アプレピタント)を使用する
      • 遅発期CINV予防
        AC療法:デキサメタゾン2〜3日目、アプレピタント2〜3日目
        AC療法以外:デキサメタゾン2〜4日目、アプレピタント2〜3日目またはデキサメタゾン2〜4日目、メトクロプラミド2〜4日目
      • 制吐薬としてオランザピンが有効であることを示し、とくに悪心が問題となるときには考慮してもよい薬剤であることを示唆(スライド22)。

    2. 中等度催吐性リスク抗がん薬 スライド23〜27
      カルボプラチンとそれ以外に分ける。
      • カルボプラチン以外
        急性期CINV予防:5-HT3受容体拮抗薬+デキサメタゾン、1日目
        遅発期CINV予防:ルーチンの予防的対処は薦められない。
        • ただし、オキサリプラチン、アンスラサイクリン、シクロホスファミドなどの使用例ではデキサメタゾン2〜3日目使用を考慮
      • カルボプラチン
        急性期CINV予防:制吐薬3剤(5HT3受容体拮抗薬、デキサメタゾン、NK1受容 体拮抗薬:アプレピタント)を1日目に使用。
        遅発期CINV予防:アプレピタント2〜3日目

    3. 突発性悪心・嘔吐 スライド36
      オランザピン10r、3日間を提案できる。ただし、高齢者の鎮静に注意。